1) ホメオパシーは医療である。
2) ホメオパシーを行うにあたって、常に患者の利益を最優先する。
3) ホメオパシーを行うものは近代西洋医学を修めたものとして、自らの専門性の範囲の中で治療を行う。
4) ホメオパシーを行うものは近代西洋医学、補完・代替医療を問わず最適な医療を提供する。
5) ホメオパシーを行うものは最良の医療を提供するために、他の医療従事者と積極的に協力する。
日本で処方という医療行為が認められているのは、医師、歯科医師のみです。ホメオパシーについても医療行為であることから、医師、歯科医師のみが処方可となります。日本ホメオパシー医学会会員は医師、歯科医師、薬剤師などの構成で、会員に向けて、患者さんの安全と利益を最優先としたホメオパシーの教育を行っております。
現代医学は各分野の著しい高度化が進むとともに細分化され、治療現場では患者本人よりも “疾患”に対して治療が行われているのが現状です。とくに慢性疾患に対して従来の医療(西洋医学)では限界を感じる医師や患者は多く、21世紀の医療として患者ひとりひとりへの全人的な治療を行うホメオパシーに本当の意味での“癒し”の医療としての期待が集まっています。
2000年1月、日本の医療の中にホメオパシーをしっかり根づかせるために、帯津良一先生(帯津三敬病院名誉院長、日本ホリスティック医学協会会長)を理事長として、医師によって構成された「日本ホメオパシー医学会」が設立されました。(2022年10月「日本メディカルホメオパシー学会」に改称)
ホメオパシーは日本ではこれまでほとんど知られていませんでしたが、ここ数年の間に民間療法のひとつとしてごく一部で治療行為がなされようになり、さらに医師の中にもホメオパシーを学ぶグループができはじめたことから、この医療をできるだけ真摯に実践するために、研究・知識の普及や医療間の連帯をはかり、日本におけるホメオパシーの普及に貢献することを目的として本医学会が設立されたのです。